金融機関が元金均等返済を勧めない理由とは・・・?

みなさんGWはいかがお過ごしですか?
お仕事という方、お疲れ様です!!

さて、先日ご相談に来られたお客様から聞いたお話です。

奥様のお仕事は地方銀行の行員さん。
ご自分で住宅ローンの試算や借り入れの事前審査も済まされていました。

銀行にお勤めなので、特に住宅ローンについては触れることはなかったのですが、一応聞いてみることにしました。

私「なぜ銀行では元金均等返済を勧めないのですか?」

すると奥様から驚きの言葉が!!

奥様:「試算しようとしてもタブがクリックできないのです」

私:「えっ、どういうことですか?!」

奥様:「私も元金均等返済のほうが良いと思っているのですが、タブがクリックできないので試算できないんです」

私:「じゃあ、どうすればできるんですか?」

奥様:「たぶん支店長の決済が必要だと思います」

・・・へぇ、そういうことだったんですね。

試算したくても、できないようになっているんですね。
金融機関が元金均等返済を勧めない理由は「タブをクリックできない」からなんですね(笑)

ちなみに元金均等返済を勧めない本当の理由は、元金均等返済では元利均等返済に比べ当初の支払いが大きくなるから。

同じ借入額でも銀行の審査(返済負担率など)が厳しくなるので、建築会社も銀行の融資担当者も、自ら勧めようとはしません。
そのほかに、借入限度額も元利均等返済のほうが大きくなりますし、当然利息も大きくなります。

私のライフプランシミュレーションでは、元利均等返済と元金均等返済の両方でシミュレーションし、そのご家庭に合った返済方法をご提案しています。

収入やライフプランにもよりますが、みなさん意外と元金均等返済でも大丈夫なんです!

住宅ローンを組む際には自分たちに本当に適したものを選びたいですね!!