5月20日、夏の高校野球が正式に中止になりました。
明徳義塾の馬淵監督が部員たちに語った話をご紹介します。
https://www.asahi.com/articles/ASN5N7KSTN5NPTLC03Y.html(朝日新聞DIGITAL 5月21日)
あくまでも甲子園は「目標」。本来の「目的」は「将来につながるための高校野球」、「人間作り」。
「忘れんなよ。世の中に出ていろんな苦しいことが会った時に、耐えていける精神力をつけるというのが高校野球なんや。こういう苦しい時ほど、人間は試されるんやで」
「こっからが出発点だ。何も終着駅じゃないよ。こっから出発点だ」
泣けてくる・・・仕事頑張ろ!
さて、2020年度から私立高校の授業料が実質無償化になりました。
年収の目安として約590万未満の世帯が対象となります。
これまで公立高校の授業料については、所得が910万円(目安)未満の世帯について、「就学支援金制度」により無償となっています。
補助額 118,800円(月額9,900円)
また、2019年度までは私立高校の授業料も世帯年収によって1.5倍、2倍、2.5倍の額まで就学支援金によって補助されていました。
2020年度より、この私立高校の就学支援金制度の上限が39万6,000円に引き上げられました。
つまり、私立高校の授業料がそれ以下の場合には実質無償となります。
※引き上げ後の支給額は在校生(2020年度以前に入学した生徒)にも適用されます。
文部科学省:令和2年4月からの「私立高校授業料実質無償化がスタート」リーフレット
https://www.mext.go.jp/content/20200117-mxt_shuugaku01-1418201_1.pdf
文部科学省HP https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1418201.htm
でも授業料が国の就学支援金よりも高い高校の場合は、就学支援金を受け取ることができたとしても、差額の授業料は自己負担になりますのでご注意を。
なお、2020年4月から6月分は、これまで同様の所得割額の合算で判定しますが、2020年7月以降は判定の基準が変更されます。
文部科学省:令和2年4月からの「私立高校授業料実質無償化がスタート」リーフレット
https://www.mext.go.jp/content/20200117-mxt_shuugaku01-1418201_1.pdf
ちなみに、都道府県によっては支援が上積みされる場合もあります。
すでにこれまで、国の就学支援金に上乗せをする形で独自の支援金や補助金で、私立高校生を支援していた都道府県もあります。
文部科学省HP(都道府県別私立高校への授業料支援制度) H30年度
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/10/30/1343868_06_1_1_1.pdf
※2020年度については各都道府県独自の補助金制度がさらに拡充されることが予想されますので、お住まいの都道府県の情報をご確認ください。
ただし、自動的に就学支援金が支給されるわけではありません!
就学支援金は申請が必要です!!
「就学支援金制度」については、私立高校に入学手続きをした後の説明会などでも説明があると思いますので、必要書類を準備して、忘れずに申請をするようにしてください。
ただ、私立高校の就学支援金は申請から給付決定までに少し時間がかかるので、その間は授業料をいったん学校に納入しなければいけません。
給付が決まったら、学校が本人に代わって就学支援金を受け取ります。
その際授業料との差額を計算し、還付金(差額)が発生する場合にはお金が払戻されます。
※就学支援金は授業料に充てられますので、都道府県や学校法人などに支給されます。生徒や保護者が直接受け取ることはありません。
授業料の納入方法は、各高校によって異なります。
募集要項などを確認し、就学支援金の支給が決定するまでに、いくらくらいお金が必要かを確認し、準備しておく必要があります。
就学支援金は授業料を支援する制度ですので、それ以外の「入学金」や「施設設備費」、「教科書代や教材費」といったものは対象ではありません。
これらの費用については、別途用意する必要があります。
学校に通うにもさまざまな費用がかかります。
無償化となる範囲を確認した上で、計画的に教育費の備えをしておきましょう!
今後は公立高校と私立高校の学費負担差が小さくなることから志望校選びにも変化が出てくると思われますね。