39000戸
332戸
なんの数字か分かりますか?
これは平成23年の裁判所の司法統計から抜粋した数字です。
司法統計?
そうです。これは、住宅ローンが払えなくなって家を差し押さえられ競売に掛けられた数なんです。
39000戸が全国の競売件数、そして332戸が山口県の競売件数です。
実はこの数字、昨年から増えることが予想されています。
民主党政権時代の亀井大臣覚えてますか?この大臣の肝いりでモラトリアム法が可決されました。
これは、借金を先送りできますよ~という法案です。そしてこの法案で破綻を免れた方が相当数いました。
しかし、この法案が去年の3月で期限切れになったんですね。
法案可決前は大体全国で6万戸、山口県で600戸程度が競売に掛けられていました。
ですので少なくともこの水準、もしくは今まで返済を猶予していた分、それ以上の競売件数になるだろうと言われています。
もちろん一気には増えませんが、徐々にこの水準にまで戻っていくだろうと予測されています。
この数字を見ていかがでしょうか?
私はすごく怖い数字だと感じています。
山口県で毎年600世帯が住宅ローンを払えなくなる。
山口県の人口が約144万人です。住まいのFP相談室山口店がある宇部市は人口が約17万人ですので、少し乱暴ですが単純計算すると、大体宇部で毎年70戸が競売に掛けられる計算になります。
多いですよね。。。
また、その後ろにはぎりぎりのやりくりをしている住宅ローン破綻者予備軍がいるかもしれません。
そう考えると、無理な住宅ローンは絶対に組むべきではありませんね。
こうならないためには、ライフプランを作成し、10年後20年後も無理なく返済していけるかをチェックしてから家造りをスタートすることが重要です。
住まいのFP相談室がアドバイスする住宅取得前の資金計画とは?