「家計簿をつけていないのですが、大丈夫ですか?」
「いったい自分がいくら使っているのかわからないんです。」
「以前家計簿をつけたことがあるんですが続かなかったんです。」
お客様とのFP相談の中でこのような会話をすることが結構あります。
FP相談に来られる方で
しっかり家計簿をつけてらっしゃる方はおよそ3割。
家計簿をつけていていない方の方が圧倒的に多いです。
家計簿をつけていないことに引け目を感じる方がいるのは
おそらく、家計簿をつけている家庭は家計管理がしっかりしていて貯金も出来ているはずだ
という勝手なイメージがあるからだと思います。
では、家計簿をつけている家庭が貯金ができているのか?
答えはNOです。
「家計簿をつけている」のに「貯金ができていない」家庭はたくさんありますし、
「家計簿をつけていない」けど「貯金ができている」家庭はたくさんあります。
『家計簿をつけている=貯金ができている』
という図式が当てはまらないんですね。
貯金ができるようになるには
貯金ができるシステムづくりがとても大切になります。
そのシステムに関してはまた後日ブログで紹介しますが
システムを作るにしてもまず自分自身がいったいどいうお金の使い方をしているのか見えないとシステムの作りようがありません。
普段使っているお金ですから、皆さんなんとなくお金の使い方は把握されてらっしゃいます。
そういった方は家計簿をつける必要はないです。
ところが、いったい何にいくら使っているのか本当に分からないという方もいらっしゃいます。
そういった方には、3カ月間家計簿をつけてみてご自身の家計を把握してみませんか?と提案しています。
そんな時に活躍するのが大学ノートです。
過去の記事で紹介をしていますが、ポイントだけ抜粋しますね。
大学ノート貼るだけ家計簿
ポイントは3つです。
①買い物は必ずレシートをもらう。
レシートが出ないところでは買い物をしない。例えば自販機はNG。
もしどうしてもレシートが出ないところで買い物(ヤクルトさんやお祭りの屋台など)した場合はメモをしておいてノートに書くようにする。
ただし、人は忘れる生き物で「あれ?いくら使ったっけ?」ということになりますので
やはりできればレシートが出るところでしか買い物しないというルール決めするのがベストです。
②一日1ページとし、1ページにその日買い物したレシートを貼る。
クレジットカードなどで買い物した場合も、買い物した日付のページにレシートを貼ってください。
電子マネーへのチャージも一緒です。チャージした日の日付のページに貼ります。
(電子マネーでいくら買い物した。ということが分かればOKです。)
ネットで買い物(Amasonや楽天)した時も、その時点でノートに書いてください。
③続かなくても自分を責めない。
以前の記事に少し補足していますが大事なのはこの3点です。
これで1日何にいくら使ったのかを振り返ることが出来ます。
大学ノートはよくあるこんな感じのやつでOKです。
「自分の家計が把握できていない」という方はまずこの方法で
「自分の家計を把握する」ことから始めてみてくださいね。