今日の日本経済新聞の記事で住宅ローンの変動金利型での借り入れが増えているという記事がありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32564650T00C18A7MM8000/
(日経新聞電子版)
理由は超低金利が長期化するという観測が強いとのことです。
確かに住宅ローンの金利は相変わらず低金利を維持し続けています。
住宅ローンの相談に来られる方の多くは「変動金利はどうですか?」と必ず質問されます。
銀行に住宅ローンの相談をすると、多くの場合変動金利を勧められます。
ビルダーさんの資金計画書を見てみると変動金利で返済計画を提案されているのをよく見かけます。
変動金利にはメリットもありますが、その反面、デメリットもあります。
変動金利で借入すると返済額も少なくて済みますし、収入が低い方は借入金額が多く計算できます。
金融機関やビルダーの営業マンに、将来金利が上昇した場合のリスクについて不安を漏らすと「しばらくは低金利が続きます」といわれるそうです。
「しばらく」とはいつまでのことでしょうか?
住宅ローンは35年で借入される方がほとんどなので長期的に返済計画する必要があります。
当然、毎月の支出は住宅ローンだけではないはずです。
私は住宅ローンの選び方について、ライフプラン相談に来られる方に必ずこうお話しています。
金利の変動リスクを「いつまで」「誰が」負うのか?
金利が上昇し、毎月の住宅ローンの支払いが多くなり、家計を圧迫したときに困るのは誰ですか?
金融機関でしょうか?
ビルダーさんでしょうか?
住宅ローンにはお試し期間もクーリングオフもありません。
きちんとした正しい知識をもって選ばなくてはいけません。
もちろん変動金利で住宅ローンを借入しても大丈夫なご家庭もあります。
しかし、それを正しく判断するためにはライフプランニングすること以外に方法はないと思っています。
住宅ローンを組む前に、ぜひ住宅専門のファイナンシャル・プランナーに相談されることを強くお奨めします。